宮崎県知事を訪問
先日、駒ヶ根訓練所・二本松訓練所を卒業した宮崎県出身の5名が宮崎県・河野知事を訪問しました。ひとりひとり、知事へ自己紹介と活動予定をお伝えし、知事からもコメントをもらいました。
改めて思うことは、協力隊だからこそ知事とお会いする機会がありますし、みやざき国際協力大使として委嘱を受ける機会をもらえるのはありがたいと思います。以前と変わっていなければ、天皇陛下謁見の機会もあるかと思います。
バヌアツ隊員がいました
僕は、OV会の会長ということもあり知事表敬訪問に同行させてもらいました。今回の隊次にはなんと、バヌアツ隊員がいました!妙な親近感がわくものです。
歯科衛生士さんとして、首都のポートビラで活動されます。
僕が住んでいたマレクラ島では歯医者さんがいないため、歯科治療は首都まで行かないといけませんでした。どうか歯科治療が普及して、バヌアツの離島でも歯科治療が受けられることを願います。そんなわけで、まずは首都がしっかりまわることが先決かと思いますので、活躍を祈念します。
今回も彩りな職種
障害児支援・野菜栽培・獣医・看護師が派遣されます。共通して言えることは、すべての隊員が、ピンポイントにお困りごとを解決すると同時に、その国の社会システムの変革に挑戦することです。例えば、獣医さんが一生懸命がんばっても、ひとりでできる感染症対策は範囲が限られています。しかし、感染症対策の予防知識などを多くの獣医さんに伝えることができれば、その影響力は大きいものとなります。もちろん時間はかかりますが、ミクロ的な活動だけではなく、社会システムへ影響を及ぼすためのマクロ的な活動も期待されているのです。
2024年1次隊にも獣医さんがいたことから、口蹄疫があった宮崎だからこそ、お伝えできる経験や知識があるのではと思いました。
客観的にみる青年海外協力隊
今回の表敬訪問を、客観視している自分がいました。15年前に私が知事表敬訪問した時の想いがうっすら残りながら、現役隊員の可能性、そして帰国してからの活躍を眺めていました。間違いなく、色々なことを現地に提供してくると思います。そして、想像以上に、本人が現地から多くを学んで帰ってくると思います。うらやましいなと思いながらも、改めて今の自分が成すべきことを成していこうと痛感しました。
OV会の会長を拝命して思う自分の役割は、現役隊員が帰国した時に、OV会に報告をしてもらったり、活躍しやすい土壌を創っていきたいと思います。
今回を機に、初心に帰って2度目の協力隊として宮崎のOV会活動を、焦らずボチボチやっていきます。
2024年度2次隊の皆さん、行ってらっしゃい!!元気に帰ってきてくださいね。