JICAには充実した無料の研修がたくさんある_vol.0009

ビジネスにも役立つ研修だった

2024年9月の土曜日、1日かけてJICAの事業マネジメント研修に参加させてもらいました。
自分が行っている「アニーの恩送りプロジェクト(AGPF=Anny’s Gift to Pay Forward)」を、もう一歩深堀りするために、国際協力事業の立案方法を学ぼうと思いました。
驚いたことに、当日参加すると20名弱の参加者が。
しかも、ある団体さんからは3・4名くらいの新人職員さまで引き連れてのご参加。
意識の高さと、この研修の尊さを物語っていたと思います。  

事実確認(ファクトチェック)が最高の学びだった

私は、日常で経理担当者をしているため、数字をつかった事実確認をしています。
そのため、事実確認と呼ばれるファクトチェックを適当に聞き流せば良いと思っていた自分はなんて愚かであることを思い知らされました。

事実確認と対義語は、思い込み(考え)。
客観と主観とも言い換えられるかもしれません。

私は、この客観できる事実確認に多用していた言葉は、why?(なぜなの?なぜそうしたの?)だと思っていました。
この疑問詞で深堀りすることこそ事実確認と思っていたからです。

でも実は、このwhy? は事実確認ではNGワードだったのです。
相手の主観がまじりやすいため、その回答には客観的事実を含んでいないことが多く、希望や推測が入り混じっている、いや、それらがメインとなっているわけです。

興味ある方はぜひ、講師の直接講義受講をおすすめします。
https://www.jica.go.jp/activities/schemes/partner/ngo_support/ngo_pcm/index.html

おもいっきりビジネスで役立つじゃん・・・

事実確認をできるようになると、国際協力だけではなく日常のビジネスも一段とレベルアップがすると思います。

会議でも提起される問題は、実は、事実がほとんど入っていなく、当事者の主観で話されていることが9割かと。(これは自分の経験の話)

ちょうど、先週に話し合った問題がまさにそれでした。
「〇〇だから、△△したいが良いと思います」
この〇〇には問題(事実)が入り、△△には解決策が入ります。
この〇〇が間違っていれば、おのずと△△自体も間違えになります。

そのため、事実確認を前提とした〇〇が客観的事実であることが大前提となります。
「そんなことはわかっているよ!!」と受講前の自分なら言っていますが、
客観的事実と思っていたことが、実は主観的な考えであること往々にして常態しています。

このできていると思っていること自体が、自分の思い込みであった・・・ということを、今回の研修で体感させられたのです。

コツは過去のことを聞く

すぐに実践したいことは、事実確認する時は、過去を中心に聞くこと。
誰が?いつ?どこで?何をしたのか?(who/when/where/what)
嘘がない限り、この回答は事実です。実際に起ったことですから。

でも、普段していることや未来のことをきくと必ず、推測や希望・理想などが入り混じって事実確認がみえなくなることあります。

事実確認をする際は、本当に事実なのか、推測や思い込みではないのか?をしっかりと見定めるようになりたいと思いました。