お金って巡り巡って循環していることを実感した話_vol.0013

奨学生から教わった学び

(一社)バヌアツ協力隊を宮崎から応援する会は、奨学金の貸与事業が出発となります。
2014年から開始した奨学金貸与事業の1期生のKさんが、就職して2年目で全額返済してくれました。そのため、思った以上に資金繰りに余剰ができ、アニーの起業支援にお金をまわすことができました。

アイキャッチ画像が、アニーの商店の内屋根材を支援


このことをKさんに報告するとこのような感想をくれました



貸していただいたお金を返して、それが他の人の役に立ててるのは嬉しいです!

最近よく考えるのは、借りて返してプラマイ0でも、早いタイミングでお金を手にするだけでメリットなんだなと思います。

今稼いだお金を貯めるだけなのか、運用するのか自分に投資するのかとか、どのタイミングに使うかだけで人生が変わると思うと、あのとき貸していただいたお金の価値はあらためて金額以上だったんだなと。

実際これに気づくのはすごく後になったんですが、同じように他の若者やお金を必要としてる人たちの助けになることを願ってます😌

嬉しすぎるというか予想を超えた反応

上記のコメントって、自分が奨学金貸与事業を始める時に、意図してイメージそのものでした。無金利にすることで、社会人がお金を持つより、大学生がお金を持つほうがその価値は高いと実感していました。少額ですがお貸しさせてもらって、Kさんはそれを活用してくれていました。そして、社会人になったことで、そのお金から上記の学びを得ました。

実は、この奨学金貸与事業は始める前から、
「絶対にそんなことできないよ」
「その程度の金額だったら誰だって立ち上げることできるよ」

色々な人から大笑いされてきました。

僕はその時確信しました。
「あー、楽勝だな」と。昔っからですが、人が反対することをやっちゃう自分にとっては、嬉しい応援メッセージに聞こえます。
やろうと思っていたこと、誰にでもできる当たり前なこと、って実は世の中の人99%誰も行動しないことを、青年海外協力隊時代に気づき始めました。

みんな、「お金持ちになったら財団つくる」とか言いますが、〇〇になったら、という日はいつまで経ってもきません。

色々な反対意見をもらいながらも、心地よいファンファーレのように感じ、淡々と活動をしてきました。

僕にとってのご褒美は、Kさんのこの感想です。これ以上の幸せってないです。もちろん感想がなくても、一緒に活動させてもらった経験があるので十分ですが、やはり感想はとても嬉しいです。そして、そのKさんが社会で活躍している姿は、とてもカッコイイのです。

正直嫉妬するくらい眩しくて、会うたびに、自分ももっと成長しようと思わせてくれます。