帰国して考え直した資格の必要性
青年海外協力隊を終えて帰国した後に、自分は職業訓練学校に行きました。すぐにでも転職しようと色々調べたり、動いたのですが、正直天井が見えてしまった、つまらない人生になるなと思ったからです。
ハローワークに通って失業保険をもらっている中、職業訓練学校のチラシを見つけて簿記の資格取得をすることに当時しました。(自主退職してすぐに青年海外協力隊に行ったので、失業保険の受給資格が残っていました)お陰で簿記2級を取得できて、宮崎県の会計事務所に就職できたのです。
その経験から、福祉会社の経理もしていていたので、キャリアアップのために社会福祉士の資格を取ることにしました。取れたらサービス管理責任者になれる機会もあるため、福祉業界にいる人にとっては良い資格だと思ったのです。仕事や家庭があるため、おのずと通信制の学校にいくことにしてなんとか2025年2月の国家試験受験の要件を満たすまでにきました。(ぶっちゃけ、仕事に追われてレポートを未提出なので、追試中です)
1日1点をとることを考える、という視点を得た
あまりにもやる気がなさすぎて、仕事を理由に過去問に今日まで手をつけてきませんでした。仕事があるため、時間の制約と社会福祉士の試験対策の特徴として、過去問を3年分やりまくるのが僕の作戦でした。しかし、まったくやる気がおきない・・・ゲオに行って、いま話題のブルーロック30巻をまとめ借りする始末。
ふと行った図書館で見つけたのが、クイズ王で有名な伊沢拓司さんの勉強大全。昔から怠け者の自分は、「いかに楽して最短距離でゴールできるか?」という発想があるので、攻略本が大好きです。嬉しく思い、必要なところを一気読みした時に、素敵なテクニックを教えてもらいました。
それが、1日1点とる勉強法です。何時間勉強したか?など勉強時間に焦点をあてるのではなく、ただ純粋にその日の勉強で1点、過去の自分より成長してればOKという考え方。これを知った自分は、「これだ!!」と言わんばかりに、試験日までの日数を逆算すると残り106日もあることを発見しました。
「過去問で60点とったから、今から毎日1点とれば、166点か!!」(合格点は約90点。満点は150点です。2024年度試験までは。2025年度試験からは、130問くらいになるようです)
心が軽くなると過去問に着手できた
勉強大全にはそれ以外にも良いことが書いてありました。良い箇所を折り曲げたり、線を引きたい自分がいますが、これは図書館の本。すぐさまアマゾンでポチって、受験の相棒として活用したいと思いました。勉強が嫌になったら、この攻略本に逃げて現実逃避します。「勉強大全」https://amzn.to/48ejNDC
1日1点をとる、という考え方に触れることができて、今日過去問着手始めました。気づけば55分集中していましたが、あくまでも勉強時間は参考程度の時間。大事なことは、「その勉強で昨日の自分より1点増やすことができたか?」ここに尽きます。始めての取組だけに継続できるかがポイントですが、点数につながる勉強ができた、という感覚は掴めました。
1番大きなことは、自分なりの納得を得られる言葉で、自分を振り返ることができた安心感がです。今日から1日を振り返る時に、この基準をもとに考えていきます。モヤモヤしていた「受験対策」というものの正体が見えてきて、不安が51%解消されました。
社会福祉士とコミュニティ開発の親和性
青年海外協力隊のコミュニティ開発(当時の村落開発普及員)には、模範解答がありません。看護師であれば、人が〇〇な症状であれば、ある程度の模範解答があったりします。算数教諭であれば、〇〇と△△をたすと、には模範解答があります。しかし、コミュニティ開発には問題そのものから発見しなくてはいけませんし、また模範解答そのものをつくらなければいけません。(青年海外協力隊のすべての職種にあたはまる部分でもありますが、文脈の比喩として受け止めてくれたら嬉しいです)
そいういった意味で、日本の社会福祉士・ソーシャルワーカーと呼ばれる人の学びは、コミュニティ開発にすごく役立つ内容満載だ、と学んで気づきました。問題の発見方法・解決方法の探し方、周りの支援を求める方法などなど。そのようなこともあり、帰国した青年海外協力隊の自分が、社会福祉士を通じて問題発見力や解決力を高めるために、資格を通じて勉強しています。社会人の勉強は大変なことも多いのですが、そのプロセスで得られる学びも多いと思います。